ウラカタ向け

AIに良いLPを書いてと頼んでも書けない、叩き台を作らせて人の手で仕上げる手順

AIが身近になって、LPの文章もAIに書かせればすぐにできるのでは、と考える方が増えました。

たしかにAIは驚くほど速く文章を出してくれます。

でも、AIに良いLPを書いてとだけ頼んでも、良いLPはできあがりません。

ここを勘違いしたまま進めると、時間をかけたのに使えない文章ばかりが手元に残ってしまいます。

AIはとても便利な道具ですが、使い方の順番を知っているかどうかで、仕上がりにも作業時間にも大きな差が出ます。

実際に、AIが出した文章をそのままLPに入れて、あとからクライアントさんに、これは私の言葉じゃない、と言われてしまうケースは少なくありません。

AIが得意なのは叩き台を出すところまでで、そこから先を仕上げるのは僕たち裏方の仕事です、今日は、LP文章の叩き台をAIに作らせる手順と、人の手で仕上げるときのチェックポイントを、順番にお話しします。

AIを使うことに不安がある方も、得意な方も、一度自分のやり方と見比べながら読んでみてください。

AIにどう頼めばいいのか、出てきた文章のどこを直せばいいのか、それがわかるだけで、AIは頼れる相棒に変わります。

AIに渡す前に四つのことを自分で整理する

AIに投げる前にやることがあります。

それは、誰に向けたLPで、その人がどんな悩みを持っていて、商品が何を解決するのかを、自分の言葉で先に整理しておくことです。

ここを飛ばして丸投げすると、どこかで見たような当たり障りのない文章しか出てきません。

AIは渡された情報の範囲でしか考えられないので、情報が薄ければ、出てくる文章も薄くなってしまうんです。

よくある失敗は、商品名とざっくりした説明だけを渡して、あとはAIに任せてしまうパターンです。

整理する項目は四つで十分です。

整理するのは、次の四つです。

  • 読み手は誰か
  • 読み手がいちばん困っていることは何か
  • 商品やサービスがその困りごとをどう解決するか
  • 読み手にどんな行動を取ってほしいか

この四つをメモ程度でいいので箇条書きにして、そのままAIに渡します。

指示の文章そのものは、この情報をもとにLPの構成案を作ってください。

くらいのシンプルなもので大丈夫です。

この四つを先に書き出す作業は、AIのためだけでなく、自分自身がそのLPで何を伝えるのかを理解するための作業でもあります。

整理が甘いまま進めると、あとで何度も書き直すことになるので、ここにしっかり時間をかける方が結果的に早く終わります。

ここさえ渡せれば、AIはかなり良い叩き台を作ってくれます、逆に言えば、LPの出来を大きく左右しているのはAIの性能ではなく、渡す前の整理の質なんです。

AIに任せる前のほんの少しの整理が、そのあとの作業時間を大きく左右すると思ってください。

構成から先に作らせて、ブロックごとに頼む

一度に、LPを全部書いてください。

と頼むのはおすすめしません、出てくる文章が薄く、間延びしたものになりやすいからです。

僕がLPを作るときは、まずAIに構成案、つまり見出しの並びだけを出させて、読み手が納得しやすい流れになっているかを先に確かめます。

構成の段階なら、順番を入れ替えるのも、ブロックを足したり削ったりするのも簡単です。

構成を見ながら、読み手がここで疑問を持ちそう、ここで不安になりそう、と想像してみると、足りないブロックや順番の違和感に気づけます。

LPは大きく分けると、次のブロックでできています。

  • 読み手の悩みに共感する部分
  • 実はこう考えると解決できます、という気づきを与える部分
  • 商品やサービスの説明
  • 実績や声の紹介
  • 申し込みへの後押し

構成が固まってから、ブロックごとに分けて本文を頼むと、それぞれの精度がぐっと上がります、ブロックごとに、このブロックの目的はこれです。

と一言添えて頼むと、さらに狙いに沿った文章が出てきやすくなります。

いきなり全文を書かせて、あとから構成ごと直すのは、時間がかかるうえに手戻りも大きくなります。

構成と本文を二段階に分けるだけで、作業はずっと軽くなります。

急いでいるときほど、この二段階を省きたくなりますが、結果的にはこの方が早く終わります。

最初から完成形を求めず、まず骨組み、次に中身、という順で作ることが、AIを使った下書きの基本の型です。

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AIの文章に出やすいクセを人の手で直す

AIが出してくる文章には、共通したクセがあります。

一つは、誰にでも当てはまりそうな、どこかで聞いたような言い回しが並びやすいことです。

そこに、クライアントさん本人が実際に語っていた言葉やエピソードを差し込んでいきます。

本人しか言わないような具体的な体験談が一つ入るだけで、文章の説得力はまったく変わります。

本人の言葉は、ヒアリングのメモや、普段の発信の中にたくさん眠っているので、そこから拾ってくる意識を持ってください。

具体的な言葉が一つ入るだけで、読み手は自分のことを言われている、と感じてくれるようになります。

もう一つのクセは、言い切りが強すぎたり、盛りすぎた表現になりやすいことです。

必ず結果が出ます、誰でもできます。

といった確約に近い表現が混ざっていないか、事実確認が取れていない数字や実績が紛れ込んでいないかを、一つひとつ確かめてください。

根拠のない言い切りは、クライアントさんの信用を落とす原因になります、これは僕たちが徹底しているルールでもあり、事実と違う可能性がある表現は、どれだけ魅力的に見えても使わないようにしています。

数字や実績は、クライアントさんに確認が取れたものだけを使う、と決めておくと迷わずに済みます。

そして最後がトーンの調整です、AIの文章は丁寧すぎたり、逆に平坦すぎたりしがちなので、クライアントさんが普段の発信で使っている言葉遣いや口調に合わせて、全体をならしていきます。

地味な作業ですが、ここでLPの完成度が一番変わります、同じ内容でも、口調が本人らしいかどうかで、読み手が受け取る印象はまったく違ってきます。

トーンを合わせるときは、クライアントさんの普段の投稿や配信を読み込んで、よく使う言い回しや語尾のクセをつかんでおくと作業がぐっと楽になります。

直させすぎない、二、三回で見切りをつける

よくあるつまずきも一つ紹介しておきます。

AIに何度もダメ出しをして書き直させているうちに、最初のバージョンの方が良かった、ということがよくあるんです。

AIは指示を重ねるほど文章を足そうとする傾向があるので、直せば直すほど良くなるとは限りません。

足された文章の分だけ、読み手にとっては読む負担が増え、伝えたいことがぼやけてしまうこともあります。

何度もやり取りを重ねるうちに、文章の芯がぼやけていくことも少なくありません。

迷ったときは、いちばん最初に出てきた案に立ち返って、そこに自分の手を入れる方が早いことも多いです。

AIとのやり取りは、二、三回で見切りをつける、この感覚を持っておくと、時短のために使ったはずのAIに、逆に時間を奪われずに済みます。

見切りをつけたら、あとは自分の手で直す、と決めておけば、作業にかかる時間も読みやすくなります。

型を模写して応用する感覚と同じで、AIの叩き台も、そのまま使うものではなく、クライアントさんに合わせて手を入れる素材です。

AIに書かせる時間を短くして、人が仕上げる時間を大切にする、この配分が上手な人ほど、仕上がりも早くなります。

AIの叩き台をどこまで信じて、どこから自分で手を入れるのか、その見極めが、この仕事の腕の見せどころになります。

叩き台を早く出して、仕上げに時間と頭を使う、この流れが身につくと、LP制作のスピードも質も両方が上がっていきます。

まとめ、今日のポイント

AIでLPの下書きを作るときは、読み手、悩み、解決策、取ってほしい行動の四つを先に整理して渡し、構成を先に固めてから、ブロックごとに本文を頼みます。

そして出てきた文章には、次のように手を入れていきます。

  • 本人の言葉を足す
  • 言い切りすぎや根拠のない数字を確かめる
  • トーンをクライアントさんの声に合わせてならす

どの工程も、一度覚えてしまえば、案件が変わっても同じように使えます。

慣れてくると、同じ手順を案件ごとに少しずつ自分なりに調整できるようになっていきます。

この順番を守れば、AIは強力な下書きの相棒になってくれます。

叩き台はAIに、仕上げは自分に、その役割分担を意識して、まずは練習用のテーマで一本組んでみてください。

実際に手を動かしてみると、AIが得意なところと、人が手を入れるべきところの違いが、すぐに体でわかってくるはずです。

一本仕上げてみると、次の案件でも同じ流れで作れるようになります。

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