ウラカタ向け

オフ会で案件につながる裏方の振る舞い方、売り込むより先に話を聞く人が選ばれる理由

スキルはだいぶ仕上がってきた、でも案件はまだ一度も取れていない、そんな時期に、思い切ってオフ会に参加してみた、ところが何を話せばいいのか分からず、名刺代わりの自己紹介カードを配って、自分の作品の話を少しして、そのまま帰ってきてしまった、そんな経験がある方は多いのではないでしょうか、せっかく勇気を出して足を運んだのに、手応えがないまま一日が終わると、自分には営業が向いていないのかもしれない、と落ち込んでしまいますよね。

でも、正直に言います、スキルが仕上がっただけでは、案件はやってきません。

誰かにこの人に頼みたいと思ってもらって、初めて仕事は動き出します。

そしてオフ会は、その頼みたいが生まれやすい場所のひとつです。

今日は、僕がこれまでオフ会で講座生さんを見てきた経験をもとに、案件につながる裏方の振る舞い方をお話しします。

特別な話術や度胸は必要ありません。

いくつかの順番と準備を知っているだけで、同じ一日の中身がまったく変わってきます。

オフ会は営業の場ではないが営業のきっかけが生まれる場

いちじくのコミュニティでは、定期的にオフ会を開いています。

裏方ワーカー同士が集まって近況を話したり、情報交換をしたりする場ですが、そこには発信者さん本人や、誰かに仕事をお願いしたいと思っている人も普通に参加しています。

つまりオフ会は、営業をしに行く場所ではないけれど、営業のきっかけが自然に生まれる場所ではある、ということです。

この距離感を最初に理解しておくと、肩の力がふっと抜けるはずです。

その日のうちに契約を決めようとしなくていい、名前と得意なことを覚えてもらえたら十分、それくらいの気持ちで参加したほうが、結果的には次につながる会話が生まれやすくなります。

ここで多くの初心者がやってしまうのが、自分をアピールしなきゃ、覚えてもらわなきゃと思うあまり、自分の実績や作品の話ばかりしてしまうことです。

気持ちはよく分かります、でもオフ会で本当に印象に残るのは、たくさん喋った人ではなく、ちゃんと話を聞いてくれた人です。

売り込もうとするほど相手の記憶に残らず、聞こうとするほど相手の記憶に残る、オフ会ではこの逆転が起きます

だから、オフ会を営業の勝負の場だと考える必要はありません。

目の前の人がどんなことをしていて、どんなことで困っているのかを、純粋に知りに行く場だと考えてください。

そのほうが会話も楽しくなりますし、結果として、あとから思い出してもらえる関係が生まれやすくなります。

案件につながる会話は、気負った営業トークよりも、雑談の延長で生まれることのほうが実は多いんです。

相手の困りごとを聞いてから自分の引き出しを重ねる

僕がいちばんおすすめしているのは、まず相手が今どんなことに困っているかを聞くところから始めることです。

今、発信や運営で困っていることってありますか、このひと言だけで、会話の質はまったく変わります。

相手が困りごとを話してくれたら、そこで初めて、実はそれ、少しお手伝いできるかもしれません。

と自分のスキルにつなげていく、売り込むのではなく、相手の困りごとに自分の引き出しを重ねる、この順番を守るだけで、売り込まれている感じがなくなります、相手のほうから、もう少し詳しく聞かせてほしい、と言ってもらえることも増えていきます。

聞いた困りごとをその場で解決しようとしなくても大丈夫です。

ちゃんと聞いてもらえたという感覚そのものが、信頼の入口になります。

もうひとつ大事なのが、自分の得意分野をひと言で言えるように準備しておくことです。

デザインもLPも動画編集もいろいろやっています。

だと、残念ながら相手の記憶には残りません。

LPのデザインが得意です、UTAGEの設定が得意です。

そのくらい絞ったほうが、あとで思い出してもらいやすくなります。

オフ会の短い時間では、広く見せるより絞って見せるほうが強いのです

そして、これまで作ったものをスマホですぐ見せられる状態にしておいてください。

実績を見せてもらえますか、と聞かれたときに、ちょっと待ってください。

と探し始めてしまうと、それだけで印象が弱くなってしまいます。

1枚でもいいので、自分の作品や取り組んだ課題を、すぐに開ける場所にまとめておく、この小さな準備があるだけで、話がいざ前に進みそうになったときの安心感がまったく違います。

完成度の高い作品でなくても構いません。

講座の課題で作ったものでも、どんなことに取り組んできたかが伝われば、相手はあなたに頼んだときの姿を具体的に想像しやすくなります。

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見られているのはスキルより普段の姿勢

以前、動画編集を学んでいた講座生さんが、コミュニティのオフ会に参加していました。

その方は終始、自分から売り込むことはせず、周りの発信者さんの話をよく聞いていました。

その場で僕は、たまたま動画編集のパートナーを探している発信者さんと話していて、その講座生さんのことを思い出し、この人、動画編集がすごく丁寧で上手いですよ、と一言添えて紹介しました。

そこから話が進んで、実際に案件が決まりました。

僕が紹介できたのは、その講座生さんの普段の取り組みを知っていたからです。

知らない人のことは、どれだけ上手でも自信を持って紹介することはできません。

その講座生さんが特別なことをしたわけではありません。

普段からコツコツ課題に取り組んで、聞かれたことに丁寧に答えて、その場でも自然体でいた、それだけです。

僕がオフ会で講座生さんを紹介するとき、見ているのはスキルの上手さだけではありません。

次のような普段の姿勢のほうをよく見ています。

  • レスポンスが早いか
  • 素直に指摘を受け取れるか
  • その場の雰囲気を壊さず自然に振る舞えるか

なぜなら、発信者さんが本当に不安に思っているのは、スキルの高さよりも、この人にちゃんと仕事を任せて大丈夫か、というところだからです。

オフ会は、スキルを見せる場というより、任せても大丈夫だという安心感を確かめてもらう場なのです、だからこそ、オフ会当日だけ頑張るのではなく、普段のコミュニティでの振る舞いが、そのまま当日の評価につながっていきます。

安心感は、一度の会話で生まれるものではなく、普段の小さな積み重ねの中で少しずつ育っていくものです。

終わったあとのひと言が次につながる

オフ会に参加するときは、次の3つだけ意識してみてください。

  • 1つ目は、自分から売り込むより先に相手の話を聞くこと
  • 2つ目は、得意分野をひと言で言えるように準備しておくこと
  • 3つ目は、オフ会が終わったあと、話した相手に軽くお礼のメッセージを送ること

この3つ目が、実は地味に効きます。

今日はお話しできて嬉しかったです。

そのひと言があるだけで、印象がぐっと残りやすくなります。

話した内容に少しだけ触れて、あのとき伺ったお話、とても参考になりました。

と添えられると、ちゃんと聞いてくれていた人だということがより伝わります。

オフ会で全員と仲良くなる必要はありません。

一人でも、またこの人と話したいと思ってもらえたら、それで十分です。

その一人との小さなつながりを丁寧に積み重ねていくことが、結果としていちばん確かな営業になります、何人と名刺を交換したかではなく、何人と本当に話ができたかを、帰り道に振り返ってみてください。

たとえその日に案件の話が出なくても、数か月後にふと思い出して連絡をもらえることもあります。

オフ会の成果は、その日のうちに見えるとは限らないんです。

緊張して何を話せばいいか分からなくなる人もいると思います。

そういうときは、無理に営業トークを考えなくて大丈夫です。

最近どんなことをされているんですか、というただの雑談から始めてもらって構いません。

案件は、スキルだけでなく、人とのつながりの中で動き出すものです、気負わずに、その場の空気を楽しむつもりで参加してもらえたらと思います。

まとめ、今日のポイント

オフ会は営業の場ではありませんが、営業のきっかけが自然に生まれる場です。

次の積み重ねが、この人に頼みたいという気持ちを育てていきます。

  • 売り込むより先に相手の困りごとを聞くこと
  • 得意分野をひと言で絞って伝えられるようにしておくこと
  • 作品をすぐ見せられるように準備しておくこと
  • 終わったあとにお礼のひと言を送ること

どれも今日から準備できることばかりなので、次の参加までにひとつずつ整えてみてください。

そして、見られているのは当日の話し方よりも、普段の姿勢です。

コツコツ取り組む人は、その場にいるだけで紹介したくなる存在になります、次のオフ会には、完璧な自己紹介ではなく、相手に聞いてみたい質問をひとつだけ持って、ぜひ気軽に参加してみてください。

あなたがコツコツ積み重ねてきたことは、ちゃんと誰かが見てくれています。

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