裏方として独り立ちしたい、自分の力だけで案件を取って、自分の力だけで納品できるようになりたい、そう思って頑張っている方は多いと思います。
その気持ちはとても大切ですし、僕自身も昔は、全部を一人で抱えて夜中にLPを直しながら、これで本当にいいのかなと手が止まった夜が何度もありました。
発信も個別相談もさばきながら、設定や制作まで全部一人でやる日々の中で、気づけばいちばん大事な仕事が後回しになっていたんです。
一人で頑張ることが、必ずしもいちばん良い結果につながるとは限らない、それを身をもって知りました。
そこから裏方チームで動く形に切り替えたことで、仕事の回り方が大きく変わりました。
一人で抱えていた頃には受けられなかった規模の案件にも、安心して関われるようになったんです。
今日は、一人で請けるよりもチームで請けるほうがなぜ強いのか、そして裏方ワーカーにとってチームに属することがどんな意味を持つのかを、僕自身の経験をもとにお話しします。
独り立ちを目指している方にこそ、読んでもらいたい内容です。
チームで請けることは、独り立ちを諦めることではなく、独り立ちをもっと確かなものにする方法だと僕は考えています。
一人で請ける仕事は風邪をひいたら止まる
一人で案件を請けることの最大の弱点は、自分が止まったら仕事も止まるということです。
信頼できる一人に頼んでも、次のようなことがあれば、簡単に手が止まってしまいます。
- 体調を崩す
- 家庭の事情が重なる
- 他の案件が忙しくなる
一人の運用は、風邪をひいたら止まる、これは能力や真面目さの問題ではなく、構造的な弱点です。
そしてクライアントさんにとって、公開日やローンチの日程が迫っている中で作業が止まることは、何よりも怖いことです。
クライアントさんが外注先を選ぶとき、腕の良さと同じくらい、止まらないかどうかを見ているのはそのためです。
もうひとつの限界は、同時に動かせる案件の数です。
一人で丁寧に対応しようとすると、同時に回せるのは数件が限界で、それを超えると土日が消えていきます。
手が足りなくなると、品質か納期のどちらかが崩れ始めます。
一人で請け続ける限り、信頼を積むほど依頼が増え、依頼が増えるほど品質が守れなくなる、という矛盾を抱えることになります、頑張れば頑張るほど苦しくなる、この構造は、一人の努力だけではなかなか抜け出せません。
繁忙期だけ急に人を増やせばいい、と考える方もいるかもしれません。
でも急な増員は、品質がいちばん揃わなくなるタイミングでもあります。
普段一緒に動いたことのない人と、締め切り直前に連携するのは、想像以上に難しいものです。
だからこそ、忙しくなる前から、一緒に動ける仲間との関係を作っておくことが大切になります。
止まらない体制は、忙しくなってからでは間に合いません。
分担すれば止まらない体制が作れる
チームで請けると、仕事を役割ごとに分担できます。
分担できる役割は、次のとおりです。
- ライティング
- デザイン
- UTAGEの構築
- 動画編集
- 全体の進行管理
それぞれの得意を持ち寄って一本の導線を仕上げていくんです。
誰かひとりが休んでも、他のメンバーがカバーできるので、クライアントさんの案件が止まることはありません。
誰かが休んでも止まらない、これがチームで請けることのいちばんの価値です、体調を崩したときに、正直に伝えて誰かに引き継げる環境があることは、長く続けていくうえで何よりの安心材料になります。
分担には、品質を上げる効果もあります。
一人で全部を担当していると、どうしても苦手な部分の質が下がってしまいます。
チームであれば、それぞれが得意な部分に集中できるので、全体の仕上がりが揃いやすくなります。
クライアントさんからすると、ひとつの窓口に頼むだけで、それぞれの分野の得意な人が仕上げてくれる、これはとても心強いことです。
得意なことに集中できるのは、働く側にとっても、仕事を楽しみながら続けられる大きな理由になります。
もちろん、チームで動くには連携の手間がかかります。
次のことを整えないと、せっかくのチームもバラバラに動いてしまいます。
- 誰が何をいつまでにやるのか
- どこまで進んでいるのか
- 認識がズレていないか
この連携を設計して、全体を見ながら段取りを整える役割が、ディレクターです。
優秀な人が並んでいるだけではチームにならず、全体を見て段取る人がいて初めて音が揃います、ディレクターがいるからこそ、それぞれのメンバーは自分の担当に集中でき、全体としてひとつの仕事に仕上がっていきます。

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詳しく見る初心者こそチームの中で経験を積める
チームで請けることは、これから裏方を始める初心者さんにとっても大きな意味があります。
初心者がいきなり案件をまるごと一人で任されると、どうしても判断に迷う場面が出てきて、クライアントさんにも負担をかけてしまいます。
でもチームの中であれば、案件の一部分だけを担当するところから始められます。
たとえばバナーを1枚、配信の下書きを数通、といった形で、自分にできる範囲から実案件に関わっていけるんです。
いきなり全部を背負わなくていい、この安心感があるからこそ、初心者さんも一歩を踏み出しやすくなります。
僕のところでも、自分だけではさばききれない部分を、講座生さんやチームのメンバーにお願いしています。
部分的にお願いする形でも、実際のクライアントさんの案件に触れることで、教材だけでは分からない現場の感覚が身についていきます。
案件の一部分を任せてもらう経験の積み重ねが、いつか案件をまるごと任せてもらえる力に育っていきます、最初は小さな担当でも、丁寧にやり切ることで、次はもう少し大きな部分をお願いしたい、と声をかけてもらえるようになります。
チームの中にいると、先輩メンバーの仕事の進め方や、クライアントさんとのやり取りを間近で見ることもできます。
どう報告しているのか、どんな質問でヒアリングしているのか、トラブルが起きたときにどう動いているのか、こうした生きた見本がすぐそばにあることは、一人で学んでいるときには得られない、大きな財産になります。
見て学んだことを、次は自分の担当部分で試してみる、この繰り返しが、成長をぐっと早くしてくれます。
一人では何年もかかる気づきを、チームの中なら短い期間で得られることも少なくありません。
チームは案件が流れてくる入口にもなる
チームで動くことのもうひとつの価値は、案件が流れてくる入口に立てることです。
一人で営業をゼロから頑張るのは、とても大変です。
発信を育てて、問い合わせを待って、商談をして、ようやく1件、というのが一人で請ける場合の現実です。
でもチームの中にいれば、運営が受注した案件のうち、手が足りない部分をお願いされることがあります。
将来的には、メンバー同士で案件を融通し合う仕組みも目指しています。
一人で入口を探す時間を、目の前の仕事の質を上げる時間に使えるのは、裏方にとってとても大きなことです。
さらに、チームで動いていると、自分一人ではできないスキルの組み合わせでも提案できるようになります。
僕はLPが専門ですが、UTAGEの構築はチームのメンバーと一緒に対応できます。
という形で、提案の幅を広げられるんです。
一人ではできない仕事も、チームならできる仕事に変わります、それは単価の面でも、受けられる案件の数の面でも、確かな差になって表れてきます。
案件を確実に回してもらえる、と約束できるものではありません。
それでも、一人で営業の入口を探し続けるのと、案件が流れてくる場所に身を置いているのとでは、チャンスに出会える回数が大きく変わります。
そして、チームの中で信頼を積んだ人ほど、次の案件で声をかけてもらいやすくなります。
チームの中での信頼が、そのまま次の仕事の入口になっていきます。
まとめ、今日のポイント
一人で請ける仕事は、自分が止まったら仕事も止まり、同時に回せる案件の数にも限界があります。
チームで請ければ、役割を分担して止まらない体制を作れるうえに、それぞれの得意に集中することで品質も揃えやすくなります。
その連携を支えるのが、全体を見て段取るディレクターの役割です。
さらにチームは、初心者が案件の一部分から経験を積める場であり、案件が流れてくる入口にもなります。
独り立ちは、一人で全部を抱えることではなく、チームの中で自分の役割を持てることです、初心者のうちは案件の一部分から、経験を積んだら提案の幅を広げる入口として、チームを上手に使ってください。
一人で頑張るよりも、ずっと遠くまで行けるはずです。
チームの一員として信頼される経験は、いつか自分がチームをまとめる側に回るときにも、きっと生きてきます。
チームの中で得た経験と信頼は、この先どんな働き方を選んでも、必ずあなたの力になります。
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