AIがどんどん賢くなって、LPの文章も配信のシナリオも、あっという間に形にしてくれるようになりました。
画像もボタンひとつで作れる、UTAGEの設定まわりもAIに手伝ってもらえる場面が増えてきた、そんなニュースや話題を目にするたびに、自分の仕事はこの先なくなってしまうんじゃないか、と不安になっていませんか、裏方の仕事を学び始めたばかりの方ほど、今から頑張っても間に合わないのでは、と感じてしまうかもしれません。
その気持ちは、真剣に裏方の仕事と向き合っているからこそ生まれるものです。
正直に言うと、その不安は半分当たっていて、半分は外れていると僕は考えています。
操作を覚えること自体の価値は、たしかに少しずつ下がっていきます。
でも、だからこそ、別のところで裏方の価値は上がっていくんです。
僕はUTAGE構築コーチングを数十件担当しながら、日々の仕事にAIを組み込んできました。
今日はその経験をもとに、AI時代に裏方の価値がどこで上がっていくのか、そして今から何を身につけておけばいいのかをお話しします。
怖がりすぎて何も使わないのも、期待しすぎて任せきりにするのも、どちらも同じくらい危ういと僕は感じています。
作れるだけでは選ばれにくくなる時代が来ている
まず、厳しい現実から目をそらさずにお伝えします。
これからは、作れる、というだけでは選ばれにくくなっていきます。
次のようなものは、AIを使えば誰でもある程度の形にはたどり着けるようになったからです。
- LPの下書き
- 配信の文章
- 簡単な画像
しかも、発注する側のクライアントさん自身がAIに少し詳しくなれば、UTAGEの設定も自分でできてしまう、そんな場面も増えていくはずです。
これは脅しではなく、すでに少しずつ始まっている変化です。
さらに、みんなが作れるようになったことで、世の中に出てくるものの基準値そのものが上がっています。
昨日まで通用していたLPや発信も、同じようなものが大量にあふれる中では埋もれてしまいます。
操作を覚えることの価値が下がる一方で、何を作るべきかを決める力の価値は、むしろ上がっていきます、同じ道具を誰もが持っている時代には、道具を持っていることではなく、道具で何を作るかを決められることが差になるんです。
だからこそ、操作を教えるだけの学び方では、これからの裏方を守りきれないと僕は感じています。
UTAGEの使い方を覚えることは、もちろん今でも大切な土台です。
ただ、その土台の上に何を積むかで、AI時代に生き残れるかどうかが決まってきます。
ここから先は、その積むべきものについて順番にお話しします。
どれも特別な才能ではなく、意識して経験を重ねれば誰でも育てていけるものです。
AIの出力はそのままでは使えない
AIにできることは、たしかに増えました。
たとえば、ステップ配信を10日分書いてUTAGEに入れておいて、と頼めば、それらしい文章はすぐに出てきます。
でも、それが実際にそのまま使えるかというと、話は別です。
1日目は何を伝えて、3日目には実績を見せて、最後の日にはどう背中を押すのか、その流れを考えて手で直さないと、読み手の心には届きません。
AIが出すのは叩き台であって、完成品ではないんです。
叩き台を完成品に仕上げる、その最後のひと手間にこそ、裏方の腕が表れます。
ライティングの作業そのものは、もうAIが人間を超えつつあります。
でも、どこが良くてどこが悪いかを見抜く判断は、まだ人間の領域です。
良し悪しを見抜けないまま使うと、悪い出力をそのまま量産してしまうことになります。
AIが書ける時代だからこそ、書かれたものを見極められる人の価値が上がります、見極める力を持った人がAIを使うと、作業は速くなり、仕上がりの質はむしろ上がっていきます。
しかもAIは、放っておくと情報をたくさん詰め込みがちです。
でも、情報量が多いだけのものは、受け手に読まれずに終わってしまいます。
AIで案を広げて、人間が絞る、足の速い人が相手に歩幅を合わせるように、出力を読み手が受け取れる量に整えていく、AIで広げて人間が絞る、この分担ができる人が、上がり続ける基準値の中で残っていきます、絞る作業は、読み手のことを想像できる人にしかできない、とても人間らしい仕事です。

UTAGE×AI 130本以上の動画で構築の全工程を解説
UTAGEの構築を、発信者の立場でも裏方の立場でも学べる教材です、AIの使い方まで含めて全工程を動画でまとめています
詳しく見るAIにはできない仕事が裏方の中心になっていく
では、AIにはできない仕事とは何か、そのひとつが、クライアントさん自身も言葉にできていない悩みを引き出すことです。
更新が止まっているのは体調を崩していたからだった、AIを使い始めてから逆に手が止まってしまったのは、案が多すぎて選べなくなっていたからだった、こうした表面の依頼の裏にある事情は、対話の中でしか見えてきません。
相手の表情や言葉の選び方から、本当の困りごとにたどり着く力は、これからますます大切になっていきます。
依頼の言葉をそのまま処理するのがAIだとすれば、その裏にある事情に気づけるのが人間の裏方です。
もうひとつが、全体を一本の線として設計することです。
商品の価値があって、それを次の順番で形にしていきます。
- 発信で語る
- 台本にする
- LPに落とし込む
- LINE配信で深める
- UTAGEの導線でまとめる
この順番がつながっているかどうかを見て、どこから手をつけるべきかを判断する、これは部分ごとの作業をAIに任せられる時代だからこそ、人に求められる役割です。
部分を作る仕事がAIに移るほど、全体を見て決める仕事の価値は上がっていきます、AIはひとつの部品を素早く作るのは得意ですが、部品同士がきちんとつながっているかを確かめるのは、まだ人間の仕事です。
僕たちのチームでは、面談で頭の中を聞き出し、AIで整理し、人間が決め、チームが形にする、という流れで仕事を進めています。
AIは作業を速くしてくれる頼もしい相棒ですが、何を聞き、何を選び、どう組み立てるかを決めるのは人間です。
この役割分担を理解している裏方は、AIに仕事を奪われるどころか、AIのおかげでより多くの価値を届けられるようになります。
AIを使いこなす人と、AIに使われる人の違いは、この決める役割を自分が握っているかどうかにあります。
AIを使うほど、人が決める部分の重みはむしろ増していくんです。
今から小さく始めて見極める目を育てる
では、今から何をすればいいのか、いきなり難しいAIの使い方を覚える必要はありません。
次のような身近なところから、日々の作業に少しずつ組み込んでいけば十分です。
- 文字起こしのテキストから議事録を作ってみる
- 簡単な画像を生成してみる
- LPの文章の叩き台を出して自分の言葉で直してみる
大切なのは、AIに任せきりにせず、出てきたものを自分の目で確かめて直す経験を積むことです。
最初から上手に使いこなす必要はなく、使いながら直していく経験そのものが、AI時代の裏方の土台になります。
その繰り返しの中で、何が良い出力で、何が直すべき出力なのか、という基準が自分の中に育っていきます。
この見極める目は、一人で身につけようとすると正解が分からず時間がかかりがちなので、実際にAIを仕事に組み込んでいる人の直し方を見たり、仲間と見せ合ったりしながら磨いていくのがおすすめです。
見極める目は、場数と、比べる相手がいることで育ちます。
AIで短くなった時間は、クライアントさんとの対話や、提案の質を上げることに使ってください。
作業が速くなった分だけ、相手の話をじっくり聞けるようになり、全体を見直す余裕も生まれます。
その時間の使い方こそが、次の仕事につながっていきます。
AIは怖がる相手ではなく、裏方の価値を引き上げてくれる道具だと捉えてもらえたらと思います。
AIのおかげで生まれた余白を、人にしかできない仕事に注ぐ、それがこれからの裏方の働き方です。
まとめ、今日のポイント
AIの発達で、操作を覚えることや、ただ作れることの価値は、少しずつ下がっていきます。
一方で、出力の良し悪しを見極めること、情報を読み手に合わせて絞ること、依頼の裏にある本当の悩みを引き出すこと、全体を一本の線として設計することの価値は、むしろ上がっていきます。
そして、AIで短くなった時間を対話や提案に使える人ほど、クライアントさんから選ばれ続けるようになります。
AIに仕事を奪われるかどうかは、AIを見極めて使いこなせるかどうかで決まります、まずは身近な作業にひとつだけAIを取り入れて、出てきたものを自分の目で直すところから始めてみてください。
その小さな積み重ねが、これからの時代に選ばれ続ける裏方への一歩になります。
AIと一緒に働くことを前提にした裏方こそが、これからいちばん求められる存在になっていきます。
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